【奈良・ドローン免許】国家資格の取得方法と取得後の流れについて

スクール受講の場合

ドローン国家資格を取得するには、専門のスクールに通う方法がおすすめです。

スクールでは、学科試験と実地試験対策の両方の対策を行うことができます。

メリット

• 効率的に学べる
• 修了審査を受けることで実地試験は免除となる
• わからないことがあればすぐに質問できる

デメリット

• 費用が高額になる傾向がある
• 自分に合ったスクール選びが重要

スクールでは、ドローンに関する法律や操縦技術などを学ぶことができます。

また、模擬試験や実技練習を通して、試験に対応できるスキルを身につけることができます。

一発試験の場合

ドローン国家資格には、スクールに通わずに一発試験で合格する方法もあります。

費用を抑えたい方や、独学で学習を進められる方に向いています。

一発試験を受ける場合、学科試験と実地試験をそれぞれ個別に予約する必要があります。

試験会場は全国に複数箇所設けられています。

• 学科試験：航空法規、気象、通信に関する知識を問う筆記試験
• 実地試験：試験官の指示に従いドローンを操縦する試験

一発試験の場合、実地試験を受けるための具体的な飛行経験時間などの条件はありません。

ただし、試験内容はスクールで学ぶ内容と同等であるため、事前の準備を入念に行う必要があります。

技能証明書の申請

ドローン国家資格を取得したら、次は技能証明書の申請を行います。技能証明書の申請は、国土交通省の「ドローン情報基盤システム2.0（DIPS2.0）」を通じてオンライン上で行います。

申請には、以下の情報が必要です。

各種情報	項目
申請者の情報	•氏名 •生年月日 •電話番号 •メールアドレス •自宅／本人の住所 •書類発送先の住所 •顔写真 ※顔写真をアップロードされる際は、注意事項をご確認のうえ対応ください。
受講する機関	•登録講習機関名 •事務所コード
その他 ※本人確認の方法によって異なります。	•ドローン情報基盤システムのアカウント •マイナンバーカード •マイナンバーカードのICチップ内の券面情報を読み取るためのカードリーダーまたはスマートフォン •運転免許証 •パスポート •その他本人確認書類

申請費用は3,000円です。申請が完了したら国土交通省による審査が行われ、問題がなければ約10開庁日で技能証明書が交付されます。

機体認証について

ドローンを安全に飛行させるためには「機体認証」が欠かせません。これは、無人航空機一台一台の強度、構造、性能が国の定める安全基準を満たしているかを検査し、認証する制度です。

機体認証は、ドローンを所有するパイロット自身が行う必要があります。すでに「型式認証」を取得している機体の場合、機体認証検査の一部または全部が省略されることがあります。ただし、現状では型式認証を取得しているドローンは非常に少ないため、このケースに当てはまることは稀でしょう。

機体認証には、第一種と第二種の2種類があります。第一種機体認証は国土交通省、第二種機体認証は登録検査機関で検査を受けます。検査に合格すると、「機体認証書」が交付されます。

技能証明書の有効期限は？

ドローン国家資格を取得したら、ずっと使えるわけではありません。技能証明書の有効期限は、一等と二等同様に3年間となっています。

有効期限が過ぎると、ドローン国家資格は失効してしまうため注意が必要です。有効期限の満了する日から3ヶ月前には、国土交通省から「有効期限のお知らせ」が送付されますので、更新手続きを忘れないようにしましょう。

技能証明書の更新には、登録更新講習機関における無人航空機更新講習の受講が必要です。この講習では、航空法規や気象などの知識、安全運航に関する知識などを学び直します。

また、更新時には身体適性に関する基準を満たしている必要があり、場合によっては医師の診断書が必要になることもあります。

更新手続きはどうするの？

上述したとおり、ドローン国家資格を取得した後はその有効期限に注意が必要です。有効期限が切れそうな場合は、更新手続きを行う必要があります。

それでは、実際にどのように更新すればよいのでしょうか？

更新は、登録更新講習機関にて行います。登録更新講習機関は、国土交通省が指定した機関であり、全国に多数存在しています。具体的な登録更新手続きについては、まだ情報が公開されていません。詳細な更新手続きについては、国土交通省からの発表を待つ必要があります。

試験に落ちたらどうなる？

ドローン国家資格を取得するための試験は、合格点に達しない場合は不合格となります。それでは、不合格だった場合はどうなるのでしょうか。

学科試験、実地試験ともに、不合格の場合でも何度でも受験が可能です。試験に落ちても資格が剥奪されたり、一定期間受験ができなくなるということはありませんのでご安心ください。

ただし、受験のたびに費用が発生します。費用を抑えるためにも試験対策はしっかりと行い、1回目で合格できるよう目指しましょう。